看護師の給料・年収について解説

看護師の給料・年収について解説

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一般的に、看護師の給料は高いと言われていますよね。人の命を扱う仕事ですから、それだけ責任も重く高収入だということです。しかし、基本給だけで見ると意外と少なかったり、昇給スピードが遅かったりと、色々な問題もあります。

 

なので、見た目の給料の高さに惑わされるのではなく、実際の内訳を知るようにしましょう。病院によっても給料体系はまちまちですが、平均的な看護師の給料について解説をしていきます。

 

これから看護師を目指す人や年収アップを目標に転職を考えている人は、ぜひとも参考にしてみてください。

 

看護師の年収について

 

他の業種と比較すると高い傾向

 

看護師の収入は、同年代の他の業種の人と比べると高い場合が多いですね。一般的な平均値だと、月収は30万円前後で、ボーナスも50〜100万円程度だと言われています。なので、年収ベースで考えると、400〜600万円ほどは見込めるようです。当然ですが、病院によって給料体系は異なるので、あくまでも一般論だと思ってください。

 

ただ、2交代制だと16時間労働になることもあり、高い専門知識も要求されるため、仕事内容で考えると破格の給料とは言えません。だから、高収入だけを求めて看護師になると、あまりの忙しさに面食らってしまう可能性がありますね。

 

 

給料の内訳に関して

 

先述したように、看護師の給料は一般よりも高い傾向にありますね。しかし、その内訳を見てみると、カラクリがあります。実は、看護師の基本給だけを見ると、そんなに高くはありません。1年目の新人であれば、基本給は15万円くらいだと言われています。5年目くらいになると、基本給が20万円程度になるようです。

 

その基本給に合わせて、各種手当てが付くわけですね。主なものは、夜勤手当てや休日手当てなどがあります。夜勤で働くと、普通の日勤よりもプラスの手当がもらえます。さらに、日曜や祝日に出勤することでも、休日手当がもらえたりするわけです。

 

このように、基本給以外にも各種手当てが付くので、看護師の給料は高くなるということです。ですから、夜勤や休日出勤をしなければ手当てが付きませんから、そこまで高い給料はもらえないですね。

 

⇒看護師の給与明細の見方について

 

 

安定性が高い仕事

 

今の日本は高齢社会ですから、医療に対するニーズは無くなりません。なので、看護師の需要も非常に高い状態となっており、看護師の資格を持っていれば仕事に困ることは無いでしょう。実際、アルバイトやパートでも、かなり高めの時給が設定されています。

 

また、不景気であっても、給料が下がりにくいという特徴があります。一般のサラリーマンの平均年収は、過去15年の間で50万円近くも減っているようです。しかし、看護師の平均年収は横ばいをキープしているので、かなり安定している職種だといえますね。

 

ただ、先述したように、非常に責任が重くてハードワークの仕事なので、体力が無いと続けることができません。楽に稼げるわけではありませんが、安定した職に就きたいならおススメだといえます。

 

⇒看護師の資格が不況に強い理由とは?

 

 

年齢別に見る看護師の年収

 

看護師の年収は、年齢を重ねるごとに上昇していきます。女性が多い職場ですので、男女の収入格差は少ないと言われていますね。一般的な年齢別の年収は、以下のようになります。

 

20〜24歳 380万円 25〜29歳 440万円
30〜34歳 450万円 35〜39歳 465万円
40〜44歳 490万円 45〜49歳 510万円
50〜54歳 530万円 55〜59歳 550万円

 

こうやって見てみると、上昇率が低いことが分かると思います。これは看護師の特徴で、他の医療系の薬剤師や放射線技師、理学療法士などは、順調に年収が上がるようです。

 

理由としては、女性が多い職場なので結婚や出産を機に辞める人が多いこと、年齢が上がってくると夜勤を続けるのが難しいことなどが挙げられます。年齢を重ねると基本給はアップしますが、時間外労働をする体力が無くなるので手当てが付かなくなるということですね。

 

 

看護師の給料に対する問題点

 

給与の上昇率が低すぎる

 

先述したように、看護師の年収の上げ幅は少なくなっています。初任給こそ高めになっていますが、他の業種と比較すると給料が上がりにくいわけです。あまりに賃金が上昇しないので、「寝たきりカーブ」と言われることもあります。

 

この理由としては、女性が多いということが影響していますね。どうしても結婚や出産を機に離職する人が多いですし、数年後に復職したとしても家事と育児を両立するために、夜勤や休日出勤が出来ない場合があります。ですから、パートやアルバイトなどの非正規雇用で働く人も多いようです。

 

さらに、病院によって評価制度が異なるので、今までの職務経験が正しく反映されないこともあります。キャリアがある人でも、中途採用だと新人と同等に扱われることがあるために、給料がアップしにくいというわけですね。

 

 

また、看護師の現場では、管理職のポストが少ないという特徴もあります。主任、副主任、師長、副師長などの役職がありますが、看護師の数に対して管理職のポストが少なすぎるわけです。なので、出世をする機会もほとんどなく、昇給のチャンスが少ないというデメリットもあります。仮に、管理職になって役職手当をもらったとしても、夜勤が減ることで収入がダウンしてしまう人もいます。

 

他にも、病院の経営難で人件費が削減されるという問題もあります。病院の収入は診療報酬がメインなので、大幅に利益を上げることができません。なので、経費削減のために昇給の幅を小さくする病院も多いです。

 

 

各種手当ての割合が多い

 

看護師の収入は、基本給だけで見ると高給とは言えません。夜勤手当てや休日手当てなどが加算されるので、高収入に見えるだけです。基本給自体は低く抑えられてしまっているので、労働に対する対価としては見合っていないと考える人も多いですね。

 

看護師がもらえる諸手当には、住宅手当や通勤手当、夜勤手当や資格手当といったものがあります。病院によって、支給される額に若干の差があるようです。また、8時間以上の労働に対しては、割増手当てを支給することが法律で定められています。しかし、医療施設によっては、サービス残業を強いられる場合もあるので注意が必要です。

 

こういった諸手当の多さで満足していると、将来的には損をすることになります。なぜなら、基本給は賞与や退職金の算出に影響するため、生涯賃金に対する影響が大きいからです。ですから、基本給の上げ幅が少ない看護師の賃金体系には、問題があると言わざるを得ません。今では医療の高度化や患者の高齢化などで、看護師の負担は増える一方です。

 

なので、仕事の量や質に見合った給料がもらえるように、改善が必要だと言われています。

 

 

地域や規模による格差が大きい

 

看護師の給料は、働く地域や病院の規模によって大きな差があります。同じ能力の看護師だとしても、働く場所によって格差ができてしまうわけです。やはり、首都圏の病院だと給与水準は高いですし、地方に行くほど安くなってしまいます。

 

もちろん、物価・家賃水準などが違うので一概に判断できませんが、首都圏と地方では2割ほど収入が異なる場合があるようです。これは、年収に換算すると、100万円以上の差になってしまうわけです。

 

首都圏の大病院だと重篤な患者が多いので、看護師の負担も大きくなります。それを踏まえれば給与が多いのも納得ですが、あまりに差がありすぎるとモチベーションの低下にも繋がりますよね。医療の現場では、長年の問題点として考えられています。

 

 

スキルが給料に反映されにくい

 

病院の収入源である診療報酬は、患者に対する看護師の人数によって支払われます。つまり、看護師がベテランでも新人でも、病院の収入は変わらないわけです。ですから、高いスキルを持っていても、それが給料に反映されにくいという現状があります。

 

年に数回の人事考課によって昇給のチャンスがありますが、個人のスキルが給与に正しく反映されているのかは疑問が残りますね。せっかく努力してスキルを磨いても、十分に評価されなければモチベーションが下がってしまいます。

 

こういったことから、病院に対しても正しい評価制度を採用することが求められているわけです。

 

 

 

以上、看護師の年収について解説をしました。一般的に高収入だと言われる職業ですが、内訳をみると色々な問題があることが分かりますね。ただ、病院によって状況は変わりますから、一概に当てはまるものではありません。参考程度に、読んで頂ければと思います。


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